北海道北端の網走刑務所。殺人傷害8年の刑で服役していた橘真一は、所内で起った脱獄騒ぎには眼もくれず、雑居房の仲間たちの羨望の眼差しに送られて仮出獄となった。さしあたって行くあてもない橘は「社長が俺の保釈金を出してくれる筈だ」という病身の葉山の願いをかなえてやろうと、釧路港の志村運送店へ赴くが、そこは運送店とは名ばかりでオンボロトラックが一台あるきり、とても保釈金を出す余裕などなかった。そんなところへ、オホーツク海側の港町に荷物を運べば莫大な費用を出す、という男・安川と金田がやって来た。ちょうど思案にくれていた橘は、葉山の保釈金を得るために、その危険な仕事を買って出たのだが…。
タイトル : 昭和残侠伝: 唐獅子牡丹(期間限定生産)(生産完了) 出演 : 高倉健/三田佳子/津川雅彦/池部良/芦田伸介/菅原謙二 監督 : 佐伯清 不始末をしでかした弟分を助けるために、花田秀次郎は左右田組の組頭の要求を飲み、榊組の組頭を手にかけた。法の裁きを受け服役した秀次郎は、3年後に出所を果たす。だがそこで秀次郎が目にしたのは、秀次郎の手によって組頭を失い、瀕死の状態に追いやられてしまった榊組の姿だった。左右田組の執拗な攻撃に耐えて組を守る未亡人の姿に心を打たれた秀次郎は、みずからの負い目もあって、榊組を助けることにするのだが…。 高倉健の代表作の一つである「昭和残侠伝」シリーズの2作目。渡世の義理ゆえに、心ならずも斬り倒した相手の未亡人に捧げる愛情と、敵対しつつも育まれていく男の友情を描いている。監督はシリーズの大半を手がけてきた佐伯清。若き日の高倉健が、渡世に生きるやくざを凄みたっぷりに演じている。榊組の美しき未亡人に扮するのは三田佳子。